2011年9月19日月曜日

おいしいお酒の条件

「お酒は何が好きですか?」は、初めての顔合わせで飲みにいくと、必ずといっていいほど、聞かれる事柄だ。

ビール、サワー、ウイスキー、焼酎、日本酒、ワイン、発泡酒、ブランデー、グラッパ、カクテルなど、答えは色々とあるが、私の場合、よっぽどの安酒は別にして、その日の気候や、体調とか、一緒に出てくる料理、飲んでる相手、状況とかで、ころころ変わる。

だから、その時の気分、気分で、「やっぱりビールですかね」とか、「日本酒がいいですね」とか、適当に答えている。

しかし、それに対して、嫌いなお酒(まずいお酒)というのは、固定的ではっきりしている。
それは、自分が飲みたくないときに、酒を飲まなければならない状況だ。
具体的にいうと、人の悪口や仕事のグチを延々と聞かせる相手との酒の席だ。

当人としては、何かの気晴らしになっているのかもしれないが、聞いている方も不愉快になるし、そんなに思っているのなら、お酒を飲まない状態で思う存分言えばいいのにと思う。

そんなことを考えると、お酒を飲むということは、食事と比較しても、精神的な部分に左右される要素が強いと思う。

だから、そういうお酒の場で、気持ちよく過ごせる相手というのは、ある意味、おいしいお酒になるすごく重要な条件の一つだ。
不思議なことに、そういう人といくお店は、後で思い出してみると、よくあるチェーン店の居酒屋というよりは、きちんとしたバーやレストランということが多い。

お酒で、その人との相性が分かるというのは言い過ぎかもしれないが、気持ちよく飲むことができる人は、飲まないときでも、自分にとって信頼できる人であることが多い。

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