2011年11月21日月曜日

逃亡者の気持ち

映画「ターミネーター」シリーズよりも、何故かTVドラマとして放映されていた「サラ・コナー・クロニクルズ」が好きである。

サラ・コナーの機械から逃亡する生活を、映画より細かく描いているところが好きなのだろうなと自分では思っている。(続編はないのだろうな・・・)

だから、サラも物語に出てこない、逃げる個人にフォーカスを当てていない映画「ターミネーター4」に関しては、全く面白さを感じることができなかった。

彼女 サラ・コナーの生活は、常に機械に追われる恐怖から、緊張感が消えることがない。
隣人に笑顔を向けるときも、どこか警戒心が残る。

恋人と仲良くなっても、一定期間、その地に長居したら、いずれ消え去らなくてはならない。
いわば、非常時の生き方だ。

丸谷才一氏の小説「笹まくら」も、太平洋戦争時に徴兵忌避した主人公の逃亡生活を、主人公のその後の退屈な閉塞的な実生活と交互に描いていて、非常に面白い物語です。
(憲兵に尋問されているときに、砂絵を作るシーンとか、すごく好きです)

笹の葉が奏でるかさかさとする音に、やり切れない不安を感じる主人公。

逃亡者当人にとっては、紛れもなく不幸な生き方だと思うが、それでも逃亡者の生活には余人を引きつける不思議な魅力があると思う。

それは、緊張感に支配された生活と、束の間に訪れる幸せを味わうときの刹那な感じなのかもしれない。

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