2011年10月20日木曜日

世界を消すスイッチがあったら…

たまにだが、辛いことや嫌なことがあって眠れないときに、世界を一瞬にして消すスイッチがあったら、自分は押してしまうだろうか、と考えることがある。

そのスイッチを押すと、自分も含めて世界の全部が消えてしまうのだ。

でも、自分はこの瞬間つらいかもしれないが、きっと、幸せな時間をすごしている人もいるはずだと思う。そんな幸せな人たちの生・時間・思いを、自分ひとりの独断で消し去るなど、とうてい許されることではない。

そう思うのだが、それでも二度三度こんなことを考えてしまうのは、なぜなのだろう。

そのスイッチを押せば、一瞬にして世界の全ては無になり、世の中の辛いことや嫌なこと、面倒なこと、悲しいことが一瞬にしてなくなるのだ。

世界が悲しみに満ちているのであれば、それを一瞬にして消し去ることも悪いことではないのではないか?

可能性としては五分五分。押してしまう気もするし、最後は自分の愛する人を思って押さないかもしれない。

自分はどうかしていると思う。

でも、こんなことを考えるだけで、それだけで気分がちょっと楽になることも確かなのだ。

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