NHKの「しごとの基礎英語」を3月まで、ずっと見ていた。
放送時間が短い割には、結構、役に立つ内容だったというのが私の感想。
とくに、講師の大西さんが、よく言っていた「英語はこころ」という言葉が非常によかった。
個人的な話だが、この放送中に、海外の取引先との契約交渉で、期限内に不完全ながらも契約締結を済ませたことを夜遅くにメールで連絡してくれた相手に、私は、あれはどうなっていますか、これはどうなっていますかと質問しそうになった。
でも、はたと立ち止って、こんな夜中まで約束の期限を守ってくれた相手に言う言葉は何が適切かを考えてみた。
私は、質問の文書を削除して、「貴社が契約締結を期限までに間に合わせいただいたことを、とても感謝しております」ということばに変えた。
「英語はこころ」
こころを動かして言葉を話すというのは、英語だけではないと思う。
しかし、日本人の場合、英語を使って話す相手は、もちろん、グローバルな人々だ。
そんな自分とは異なる文化にいる人々と、よいコミュニケーションを取るためには、なおさら、気持ちを動かして相手のことを考える必要があるということに気づかせてくれた大西さんのことばだった。
という訳で、彼の著書「一億人の英文法」を今更ながらに読んでいる。
3月中旬に買って読んでいるのだが、ようやくあと数十ページのところにきた(まだ読み終わらない(・_・。)
言い訳がましいことを言うと、絵は多いし、読みやすいのだが、内容がすごく濃いのだ。
個人的に今まで読んだ英文法の本としては、桁外れに内容が充実している。
特に、ネイティブの心の動きが説明されているところが非常に良い。
これまで英語って何でこんなに不規則なんだろう?という疑念は、私の場合、この本のおかげで、だいぶ解消されたと思う。
英語、特に英文法が苦手な人にはお勧めの本だ。
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