2012年11月18日日曜日

野合とは

最近、太陽の党と日本維新の会などを取り上げるニュースで、「野合」という言葉が目につく。

あまり耳慣れない言葉だなと思って、広辞苑(第五版)の辞書を引いたら、

 男女が婚儀を経ずに通ずること。密やかに結びつくこと。

とあった。ン? 何かエロチック。


Weblioの隠語大辞典(そんな辞書があるんだ)には、より直接的な意味が載っている。
http://www.weblio.jp/content/%E9%87%8E%E5%90%88


ただ、デジタル大辞泉(小学館)では、「野合」についての説明の2つ目に、この場合に比較的意味が近いと思われる説明が載っている。
http://kotobank.jp/word/%E9%87%8E%E5%90%88

 共通するものもないばらばらの集団が、まとまりなく集まること

おそらく、与党的な立場から見て、蔑みの意味も込めて「野合」と呼ぶようになったのだと思いますが、今の与党である民主党も上記の「共通するものもないばらばらの集団…」に当てはまってしまっているため、半ば発言の意味を失っているような気がします。

「第三極」っていう言葉も何か大げさですね。
これは、広辞苑(第五版)には言葉そのものがありませんでした。

デジタル大辞泉(小学館)では、

政治、軍事、経済などの二大勢力に割って入り、あわよくば主導権を取ろうとねらう新興勢力

とありました。これも、単純に「新興勢力」でいいのでは?

新聞やテレビを見ると何かドラマチックな雰囲気にしようと努力しているのかもしれませんが、周りは冷めていて言葉だけ上滑りしている、そんな感じがします。

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