2012年6月2日土曜日

ざんげの値打ちもない/阿久悠

歌手の尾崎紀世彦さんががんで死去されて、ニュースで「また逢う日まで」の曲が流れていた。

詩がいい。耳に入って心にひびく。

阿久悠の詩かなと思ったら、案の定そうだった。
個人的には、「ざんげの値打ちもない」の詩が一番好きだ。
あれは二月の寒い夜  やっと十四になった頃
窓にちらちら雪が降り 部屋はひえびえ暗かった
愛というのじゃないけれど 私は抱かれてみたかった
曲は完全に昭和のメロディだが、 は今も生きている。

阿久悠の名前を耳にするたびに、この詩が頭をよぎる。

歌謡曲も捨てたものではない。

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