大学生のころ、シンガポールから、マレー鉄道で、バンコクまで、2週間、旅をしたことがある。
シンガポール、マレーシア、タイの3国を周ったことになるが、個人的な印象としてはタイのバンコクが一番よかった。
まず、街の中を歩いていて、すれ違う人と目が合うと、必ずといっていいほど、笑顔をみせてくれるところだ。
人懐っこいとでもいうのだろうか。正直、バンコクの街並みは排気ガスの煤でうす汚れていたが、そんなのも気にならなくなるくらい印象がよかった。
夜の食事の際も、ちょっと観光スポットを外れたレストランに、何回か通っていたのだが、店の奥にいた主人が、4日目に訪れたときに、ニコッと笑ってくれたのも記憶に残っている。
シンガポールは、英国式のきれいな公園がある街並みで、人々は英語を話し、スマートな国だったが、どことなく冷たい。タイは、欧米に侵略されたことがない仏教の国だ。そんなことも人々の心根に影響しているのかもしれない。
そんな思い出のバンコクが洪水で水びたしになっているのをみると心が痛む。
明日は大潮で水が増えてしまうようだが、何とかがんばって耐えてほしい。
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