シリアとルーマニアの国名が、最近、色々なところで目に付く。
シリアに関しては、明らかにジャーナリスのト山本美香さんが銃撃されて死亡したことが契機になっている。
今日の報道ステーションでは、シリア政府に雇われた民兵の残虐行為についてのインタビューが報道されていて、見ていて非常に憤りを覚えた。
(シリア政府は、こういった民兵に、麻薬まで与えて人間的良心まで破壊して残虐行為を助長しているらしい)
番組のインタビューでは、外国取材班を狙った部隊の話も出ていたので、山本さんの殺害も計画的なものだった可能性が高いと思った。
上記のような行為を行っている政府は、すでに犯罪組織と言ってもおかしくない。
国連の安保理が中国とロシアの反対で機能不全に陥っている以上、アメリカの軍事的介入に期待するしかないのだろうか。
ルーマニアに関しても、日本人の女子大生が殺害されるという痛ましい事件が起きたが、私にとっては、エリアーデの祖国ということで残念な気持ちでいっぱいだった。
*エリアーデは、論文を書くときにはフランス語などで書いたが、小説だけはルーマニア語で書いていたらしい。亡命に近い形での祖国からの離脱だったが、故郷への思い入れは消せなかったではないだろうか。
ルーマニアの治安が悪いという話から、ルーマニアを最大の居住地としているロマ人(ジプシー)のマイノリティ的な存在についても、色々と話題になっている。
幻想的なイメージだけではない、このようなダークな現実も、この事件がなかったら見えてこなかったかもしれない。
この普段であれば馴染みのない二つの国について、最近、とても気になっている。
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