バブル崩壊で金に困った不動産会社の経営者(主人公の仲村トオル)と、その幼なじみである片腕の薬丸裕英と、浜田雅功(お笑い芸人)がグルになって、登記簿謄本を改ざんし、詐欺をはたらき、3億円をだまし取るが、ヤクザに追われて逃げ場を失い、故郷である三重県 伊賀上野へ逃避行する。
その逃避行の中で、物語は同時並行的に仲村トオル演じる主人公の過去を遡っていく。
そして、その中で、主人公の人生を左右する女性(麻生祐未)が、各回、姿形を変えて現れる。
①遠いけむり
主人公の少年時代。炭焼きを営む山を不動産業者に騙し取られ、家族を壊された女性が、炭焼きの窯に不動産業者の男を突き落とす。主人公の少年はその光景を見てしまう。
②風の行方
主人公の高校生時代。臨時の司書をつとめる女性と仲良くなり、学校卒業後は、女性の実家で漁師になることを約束するが、その約束を破ってしまう。
③見知らぬ戦場
主人公の大学生時代。学生運動さかんな時代、映画館のもぎりをしている女性を好きになる。しかし、彼女はベトナム戦争の脱走兵を保護する活動をしていた女性だった。主人公は女性のために、父親の仕送りを全て競馬に賭けてしまう。
④笛や太鼓に誘われて
主人公の会社員時代。薬丸裕英とともに、独立して不動産会社を設立。会社の命運がかかるような大規模な土地買収計画を進める中、買収に応じない神社の娘を好きになってしまう。しかし、薬丸演じる友人が地上げ屋を使って、その神社を焼いてしまう。
⑤昔、あるところに
主人公の現在。逃げ込んだモーテルで通報され、あやうく捕まりそうになるところで、同伴のホステスに助けられる。主人公は、故郷近くの山で炭焼きの窯を見つけ、女性とともに炭焼きを行う。
五回とも楽しみに見ていたが、あまりに面白かったせいで、実際に、その後、伊賀上野を旅してしまった(山に囲まれたのどかな街で花粉症が悪化してしまったことを覚えています)。
市川森一さんのご冥福を心からお祈りします。
自分も大好きなドラマです。
返信削除市川さんの訃報を聞いて、Twitterにつぶやくため、検索したら、思い出深いドラマと思っている人が結構いますね(^-^)
たまたま、
金曜~土曜にかけてデヴィッドボウイの90年の東京ドーム公演をYouTubeで見ていて、当時を思い出していたので、タイミング的にちょっとビックリ
けいちゃん さん、こんばんは★
返信削除コメントありがとうございます。
市川さんのドラマでいうと、同じくNHKの「もどり橋」という作品も印象に残っています。
これもノスタルジックで幻想的な作品だったような。
90年って、まだバブルの余韻が残っている時代でしたね。
私もストーンズの東京ドーム公演に行ったことを覚えています。
横浜の放送ライブラリーにいけば見れるみたいなので、今週の土曜日、開館時間からぶっとうし5本見るつもりです。
返信削除ティッシュ1箱と帰りの腫れぼったい目を隠すようにサングラス持って行きます(^_^;)
けいちゃん さん、こんばんは☆
返信削除コメントありがとうございます。
放送ライブラリーとは、考えませんでした。
本気になると、手段は色々あるんですね。
私だったら一話ずつかもしれません。
けいちゃん さんの思い切りの良さが素敵だと思います。
ありがとうございます。
返信削除思いたったら即行動と見た目が若く見えるだけが取り柄みたいな人間なんで(^-^)
プロフィールみましたが、大貫妙子さんのファンなんですね。
関西ローカルなんですが、高校の頃、土曜の23時55分から放送していた「今夜なに色」って番組(恋の空騒ぎみたいな番組です。)のオープニング曲が大貫妙子さんの色彩都市で、ちょっと年上の大人たちの世界への憧憬とあいまって、すごい好きな曲です。坂本龍一がドラム叩いてるし
けいちゃん さん、こんばんは★
返信削除コメントありがとうございます。
即行動できることと、見た目若いって、かなり強力な武器だと思いますよ(笑)
大貫妙子さんは、中学生のころ、アルバム「コパン」を聴いてから、ファンになりました。
独特のボーカルとヨーロッパを思わせる音楽を聴いていると、ちょっと空気が浮揚する感じですね。
「色彩都市」は、私も好きな曲のひとつです。
当時は、まわりの友達で、大貫妙子が好きな友達が誰もいなかったので、陰でこっそりレンタルレコードを借りて聴いていました。
今日、放送ライブラリーに行ってみてきました。
返信削除21年ぶりに見た夢帰行はやっぱりすばらしく、ティッシュ4袋、使っちゃいました。
今みると、4話が若干弱いですが、最終話の前なので逆にそれでいいのかも。
最後、段田安則が運転する車で警察に出頭する時の仲村トオルとのやりとりはほんとにほんとにすばらしく、今こうやって打ってても泣けてきます。
けいちゃん さん、こんばんは☆
返信削除ご報告ありがとうございます。
有言実行ですね!
ティッシュ4袋とは…今年の泣き納めの感じですね。
確かに、このドラマ、脇役の方も結構いい役者さんが揃っていましたね。(段田さんもそうですが、主人公の父親役の藤田敏八さんも印象に残っています)
今日NHKの朝の番組で、市川森一さんの特集をやっていて、何故か「黄金の日日」の1回目だけ放映されていました。
私は、この作品をはじめて見ましたが、物語の設定が、今の「大河」とは比べ物にならないくらい着眼点が素晴らしい作品であると感じました。
実力のある脚本家であったのだなと、しみじみ思います。
たしかに。
返信削除藤田敏八さんもよかったです。
息子の大学進学のために再婚する話をするシーンと銭湯での別れのシーン、ジーーンときました。
ドラマを通じて、過去と現在がうまく織り混ざっているのは脚本はもちろんですが、カメラわりともともと定評のあるNHKのカメラワークも貢献していると思います。
黄金の日々は、姉なら知っているかも。聞いてみます。
けいちゃん さん、こんばんは★
返信削除市川さんのドラマもそうですが、
NHKは、一時、幻想的な内容のドラマで、すごく良いものを作っていましたね。
唐十郎さんの「安寿子の靴」「雨月の使者」なんかは、子供ながら、強烈な印象が残っています。