2014年12月15日月曜日

衆議院選挙結果を受けて

今回の選挙結果は、予想どおりとはいえ、自公政権に、法案の再可決や、憲法改正の発議に必要な、3分の2の定数を超える議席を与えるという結果になったことに、あらためて、げんなりとしてしまった。

政治資金の使途で散々騒がれた議員に、早々に当確が出るのにも驚いた。
(あれは、やはり観劇等でお世話になった利害関係者が全面的にバックアップした結果なのだろうか。常識では考えられない。)

本当に経済さえ、金さえ儲ければ、憲法を改正させてよいのか、平和主義を捨てて戦争ができる国になってよいのか、あれだけひどい原発事故が起こりながら、しかもその事故が収束せず、原因究明と対策もおろそかで、いまだに避難している人々が大勢いる中、全国の原発を次々に再稼働させてよいのか、金より大事なものがあるんじゃないのか、そういう疑念がふつふつと湧いてくる。

本当に、この国は危ないんじゃないか。
あらためて、そう思わされた選挙結果だった。

そういう中で、明確な民意が感じられたのは、自民が全ての選挙区で敗北した沖縄県だけだった。

明確な民意とは、いつまでアメリカの言いなりになって沖縄に基地負担をさせるのか、ということについての明確な拒否の意思表示だ。

原発再稼働に反対して当然の地域で自民が勝利しているのと比較すると際立っている。

唯一、沖縄に明るいきざしを見た。

それが今回の選挙に対する感想です。

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