2012年7月31日火曜日

ケン・ラッセルの映画


つくづく、情報に疎い男だと思うが、この間、ケン・ラッセルの映画の文章を書いた後、2011年11月27日に、彼が脳卒中で亡くなっていたことを知った。

ケン・ラッセルの映画にはまったのは、大学生のころで、レンタルビデオで出ていたものは、ほとんど見ていたような気がする。

ケン・ラッセルの映画
http://www002.upp.so-net.ne.jp/garu/ken/ken.html

彼の映画は、B級映画、カルト映画に分類されそうな毒々しい映像が特徴のひとつであることは間違いないが、何より見るものを圧倒する力強さに溢れていた。

活き活きとエネルギッシュに動き回る主人公…狂えるメサイア

人が人になる前にDNAに記憶していた映像が呼び起こされてしまったかのようなタブーを感じてしまう映像…アルタード・ステーツ、白蛇伝説

独特の美意識で貫かれた幻想的な映像…ゴシック、サロメ

こんな力強い映像を撮る映画監督は、もはや望むことはできないだろう。

ありがとう。ケン・ラッセル。

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