今までは、放送前日の読売新聞の朝刊一面に新聞広告が掲載されていたが、今回は掲載がなかったので、あやうく、放映を見逃すところだった。
すでに原作は読んでいたが、ほとんどストーリーを忘れていた自分に驚いた。
学校の教室に、下の階と比較すると明らかに寸法がおかしい視聴覚室がある。ある日、神原駿河の紹介で、転校生の忍野 扇が、その謎を阿良々木暦に相談するところから、物語がはじまる。
二人が、その視聴覚室を訪れると、見覚えがない教室があり、中に入った途端、扉が開かなくなり、閉じ込められてしまう。
忍野 扇の問いかけが進むうちに、阿良々木暦は、その教室が、阿良々木暦が高校1年の時の教室であることを思い出す。
それは、彼が 「友人を作ると人間強度が下がる」というようになるきっかけとなった事件が起きた日の放課後の教室だった…
というような物語で、登場人物は、阿良々木暦と忍野 扇、そして、その事件の中心人物である老倉 育がメインで、ちょっとだけ顔を見せている神原駿河、戦場ヶ原ひたぎ、羽川翼がいる。
この物語は、ある「事件」をめぐって、クラス全体で犯人探しを行うという推理小説めいた内容になっているせいか、めずらしく、メインの登場人物以外のクラスメイトの名前が出てくる。
このクラスメイトを、どんな風にアニメでは表現するのだろうと思っていたが、ほぼ予想どおりだったのは、若干残念だった。
阿良々木暦の心象風景だからと言ってしまえばそれまでだが、クラスの中で行われた議論や、老倉育が不登校になってしまった事の重みみたいなものが十分に伝わってこないという点は否めないだろう。
※この番組の最後で、ついに、あの「傷物語」の2016年1月の劇場公開が予告されていた。(2012年の告知から実に3年)。しかも3部作に分けるという。原作は、そんなにボリュームはなかったと思うが、どんな膨らませかたをするのやら。
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