「なんだ、あのとろけるようなご都合主義のラブコメは。
80年代かよ。
あんな男が現実にいるかよ。馬鹿馬鹿しい。
千石撫子が書いていた「君と撫でっこ」は、少女漫画のようだが、しかも展開的には結構エッチだったりしてな 。」
ただ、キャラクターの描き方も、物語としても、正直、あと一歩という感は否めなかった。
完成度の高さから言えば、主人公がオカマという、時代を先取りしていた江口寿史の 『ストップ!! ひばりくん!』が、やはり忘れがたい。
絵が全然古びていない。
どちらもラブコメだが、「きまぐれ」が甘いだけのファンタ味だとすると、「ひばりくん」は、すごく可愛いけども、男なんだよなーという人生の不条理を示している点で、苦みのあるジンジャエールだろうか。
私がなぜ、こんな思いにふけってしまったのかというと、最近お気に入りの一十三十一(ひとみとい)の「サマーブリーズ '86」を聴いていたからだ。
これも、甘い80年代の雰囲気が伝わってくるいい歌です。
*全くの思いつきだが、「きまぐれ」の登場人物と、西尾維新の物語シリーズのアニメ化された登場人物が、すごく似ている気がする。
「きまぐれ」の主人公 春日 恭介は超能力者で、超能力者の妹2人を持つ。
「物語」の主人公 阿良々木暦は、吸血鬼で、やはり妹が2人いて、一人は武道の達人で、もう一人は実は怪異である。
「きまぐれ」のヒロインは、鮎川まどかで、ロングストレートヘアの、頭脳明晰でスポーツ万能なミステリアスな美少女。だが、学校では不良とみなされ孤立している。
「物語」のヒロインは、複数いるが、暦の恋人となる戦場ヶ原ひたぎは、当初は、ロングストレートヘアの、ミステリアスな美少女で、こちらも頭脳明晰でスポーツができるが、怪異にとりつかれたせいで学校で孤立している。
「きまぐれ」には、杉 ひろみという恭介の友人として、めがねを掛けた女の子が登場する。「物語」では、羽川翼というめがねを掛けた暦の友人が現れる。
「きまぐれ」には、広瀬 さゆりというツインテールの美少女が現れ、「物語」でも、八九寺真宵というツインテールの女の子が現れる。*
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