映画ターミネーターで、人類を敵とみなして攻撃を開始する高度な知能を持つコンピュータシステム「スカイネット」。
ターミネーター 3では、「スカイネット」が、クラウド・コンピューティング上で動くシステムであったことが判明するが、もし、現代に「スカイネット」が実在したとして、人類の救世主であるジョン・コナーを効率的に抹殺しようと考えたら、間違いなく、Googleが蓄積した個人情報にアクセスするような気がする。
Googleが、2012年3月1日付で同社の「プライバシー ポリシー」を改定したことが、物議を醸している。
http://www.google.com/policies/privacy/
端末情報、
ログ情報(検索キーワードなど)、
電話のログ情報(自分の電話番号、通話の相手方の電話番号、転送先の電話番号、通話の日時、通話時間)、
インターネット プロトコル アドレス、
現在地情報、
固有のアプリケーション番号とインストール情報、
ローカル ストレージ、Cookie と匿名 ID
新ポリシーでは、上記により収集された情報、さらにはクレジットカード番号などの個人情報も、外部委託の場合や、法律上の要請(例えば犯罪捜査)の場合には、関連会社のみならず、Googleの判断によって、第三者に提供可能な内容になっている。
例えば、アンドロイドOSのスマートフォンを使っていたら、誰にいつ電話していたかも、Googleに情報が提供されることになる。
Googleは一体、何をしたいのか?
例えばYoutubeなどのサービスにアクセスすると、検索するまでもなく、個々のユーザ好みのコンテンツが予め表示されている。そんなおせっかいな便利さを、追求したいだけなのか?
ひょっとすると、数年後に、自分という人間を一番正確に把握しているのは、身近にいる家族よりも、自分自身よりも、Googleなのかもしれません。
そんな笑えないSFチックな世界が近くまで来ている。
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