2015年10月に亡くなられたが、今見ても、その絵から放出される異彩な雰囲気に引きつけられる。
日本人が書いたとは思えない迫力のある金髪女性と、SFチックでバロックなオブジェ、そして緑色の宇宙。
生頼さんのイラストに吸い寄せられ、こんな雑誌を見てはいけないのかなと思いつつ、「ムー」のページをついついめくってしまったあの頃の記憶がよみがえった。
生頼さんは、東京芸大油絵科中退(藤原新也と同じ)で、ミケランジェロ(イラストにも本格的な彫像の絵が数多く出てくる)とSFが好きだったらしい(早川書房の「世界SF全集」を全部揃えていた)。
また、極度の出不精でほとんど、宮崎の自宅から出ずにひたすら絵を描き続けていた仕事人間だったようだ。
2018年1月6日(土)より上野の森美術館で開催される「生賴範義 展 THE ILLUSTRATOR」をやるらしいので、ぜひ見に行きたい。
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