自由奔放で、台風の渦の中心のような人物。
本人にその気はないが、異性の注目をひきつける魅力にあふれ、いつも周りに人々が群がり、はためには恋人をとっかえひっかえしているようにみえる人物。
この小説で主人公がつかの間、関わったホリデー・ゴライトリーもそんな女性だ。
たぶん、この女性が魅力的なのは、一見、能天気なように見えて、自分が空虚なものを求めていることを自覚していて、本質的に孤独だからだと思う。
深くかかわると一生を狂わされるような気がして怖い気もするが、こういう人と人生でめぐり会うのは幸福のような気もする。
会話が多い作品だけれど、軽妙なやりとりがテンポよく続いて、ホリーの奔放な魅力が活き活きと伝わってくる。
村上春樹の翻訳作品の中では、一番好きかもしれない。
#本当にティファニーで朝食が食べられるようになったらしい
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