イザベル・アジャーニの演技がすごいのもあるが、音楽、街の風景、その他の俳優(特にハインリッヒ役の人)がいい。
まだベルリンの壁がある冷戦の雰囲気が漂うおそらくは西ドイツの街並みもいい。
この映画から漂ってくる80年代前半の雰囲気が好きなのかもしれない。
ストーリーは何度見ても理解できない。
最初は夫婦の不和の話が、グロテスクな怪物の話になり、世界の終わりを彷彿させるラストへと変容していく。ただ、物語の疾走していく感覚が見ていて心地よい。
イザベル・アジャーニは、この映画のころ、二十五歳だったと思われるが、最も美しい盛りに出演した、最もグロテスクな映画なのかもしれない。
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