十八歳とは、こんな年代だったのかなと思う。
仲間たちと集まって、音楽を聴いたり、酒を飲んだり、じゃれあったり。
川で危険な遊びをしたり、ラブレターを書いたり、親の嫌な面を見たり。
不良たちに絡まれ、暴力を振るわれたり、その復讐を計画したり。
犯罪めいた行為を犯したり、絶望感に襲われたり。
その時、その時は真剣だったのだろう。
でも、当時の誰も(何人かは死んだ)、その時を記録していないし、覚えてもいない。
というか、あまり思い出したくないのかもしれない。
それでも、この短い断章で切り取られた十八歳の日々が、奇妙に懐かしく、色々な場面で、自分を過去のあの時に引き戻そうとしていた。
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