色々な登場人物が出てくるが、やはり、戦場ヶ原ひたぎの優しさと、羽川翼の強さが印象に残る。
そして、それ以外で気になるのは、物語の最初の起点となる主人公 阿良々木暦が、吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと出会う「傷物語」の内容である。
化物語に、回想シーンがわずかに登場するせいで、どんな物語なのだろうと気になるのだが、この「傷物語」は物語全体がアニメ化されていない状況のようだ。
そんな訳で我慢ができず、ついつい、ライトノベル「傷物語」を読んでしまった。
西尾維新の小説は、前に「難民探偵」を酷評してしまったが、さずがにこの小説は面白かった。
登場人物とそのイメージ、関係が頭に入っていることも影響しているのかもしれないが、物語の構成も、推理小説の要素が含まれていて単純な吸血鬼退治の話ではないところがよい。
なかんずく、一見、美談の話を、忍野 メメというアロハシャツを着た三十歳ぐらいの怪異の専門家(コンサルタント、交渉人?)の冷めた言葉が浄化しているところが大きいのかもしれない。
いつ、アニメ化されるのか、とても気になる。
0 件のコメント:
コメントを投稿