吉田秋生の最新刊「海街diary5 群青」を読んだ。
良い本というのは表紙を見て持った瞬間に分かってしまうものだが、期待を裏切らない内容だった。
あらすじは、これから読む人のために書かないが、読んでいると心の根っこの部分がずいぶんと暖められるのを感じた。
この物語の中では、大震災は起こっていないけれど、一連の出来事に対する作者の思いが「群青」のなかに込められているのでは、と勝手に思ったりもしました。
しかし、人の死という重たい出来事を生きる希望に転換させていく主人公たちを、普段の日常の風景のなかで肩ひじはらずにさりげなく描いているところがすごいですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿