2015年6月29日月曜日

鳥 大江健三郎 /日本文学全集 22

大江健三郎が二十三歳の時に書いた短編小説。
 
二十歳の誕生日から部屋に引きこもり、鳥たちと暮らす青年。
ある日、母親の紹介で心理学をやっていると称する男が青年の部屋を訪れところから物語は始まる。

はじめ、狂人だと思われた青年がこの物語の中で実は一番まともだったのではないかと思わせるような結末になっている。

読んだ直後は、たいした小説ではないかなと思っていたが、≪鳥たち≫とは何を象徴しているのか、青年の変わりようなどの理由を色々想像してみると、だんだんとこの小説が面白くなってきた。


作者の若い時の作品だけあって、とても勢いが感じられるところも面白い。

2015年6月28日日曜日

2015年6月27日 戦争法案に反対する ハチ公前アピール街宣 by SEALDs

SEALDs (シールズ=自由と民主主義のための学生緊急行動)が主催した「戦争法案に反対する ハチ公前アピール街宣」に参加してきた。

報道ステーション等で取り上げられていたが、安倍政権が進める安保法案を阻止しようと活動している日本の学生たちの団体だ。

http://www.sealds.com/

夕方の4時から、ハチ公前で行われた街宣は、109などの大型ビジョンからの映像と音が暴力的に響く中でも、学生たちのこの安保法案に対する危機感と廃案にしなければならないという決意が十分に伝わってきた。

彼らは、自分の名前を公表したうえで、自分たちの等身大の言葉で、正々堂々と安倍政権を批判しているのだ。

その勇気と行動には、本当に頭が下がる。

BGMやラップ、シンプルなプラカードといった学生らしい手法にも好感が持てた。



2015年6月27日土曜日

自民党の憲法改正を推進する勉強会「文化芸術懇話会」

安倍政権は、早く、安保法案を撤回した方がよい。

憲法学者の違憲発言で劣勢になってしまった状況を、なんとか立て直そうと、自民党の憲法改正を推進する勉強会「文化芸術懇話会」は、知恵を出し合おうとしたのかもしれないが、偏向した考えしか受け付けない人々が議論をすれば、なおさら事態が悪化することは目に見えている。
出席議員からは、安保法案を批判する報道に関し「マスコミをこらしめるには広告料収入をなくせばいい。文化人が経団連に働き掛けてほしい」との声が上がった。
 http://www.nikkansports.com/general/news/1497679.html 

という、憲法第21条に規定されている「表現の自由」を侵害するような発言は、先日、NHK、テレ朝を呼びつけた自民党の情報通信戦略調査会といい、自民党の体質になってきているような気配を感じる。さらに言えば、経団連を使って圧力をかけるという品性を疑うような発言が、内輪とはいえ、安倍政権のお膝もとで行われている事実に愕然とする。

おそらく、安保法制について、どうすれば、国民の理解を得られるかということが、会議の目的だったと思われるが、建設的な方向には話が進まず、溜まったストレスの発散の場になってしまったのだろうが、権力にいる立場の人間の注意義務としてはお粗末すぎる。

自民党総裁の安倍首相は、自分の肝入りの法案で、どれだけ部下が税金を使って馬鹿な会議をやっているかを、ちゃんと確認したほうが良い。

おまけに、呼んだゲストも悪かった。
安倍首相と仲が良い作家の百田尚樹氏。
ある意味、期待通りだったのかもしれないが、「沖縄の2つの新聞(琉球新報と沖縄タイムス)はつぶさないといけない」とか、「普天間基地近くに居住した人は金目当て」といった、これまた、無茶苦茶な発言があったらしい。

http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/043b46d087dea3d928f036c9dbb3b2c2


百田氏発言をめぐる琉球新報・沖縄タイムス共同抗議声明
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-244851-storytopic-1.html

こんな変な会議に、自民党の若手議員や安倍首相と仲が良い作家が出席し、おかしな発言をして世間を賑わしているのは、安倍政権や自民党にとってもマイナスだろう

そんな事に時間をつぶすなら、法案を早々に撤回し、自民党全体で、立憲主義とは何か、基本的人権とは何か、国会議員の憲法尊重擁護義務とは何かについて、せっかく縁ができた長谷川教授を呼んで、一から日本国憲法を学び直した方がよい。(長谷川教授を参考人招致したことは、安保法案に関して、今国会の自民党が唯一行ったGood Pointだと思う)

また、日本の敗戦からの沖縄の歴史と基地問題の現実を学び直し、県民がどういう思いを日本政府に対して持っているかも、沖縄の人々の声を直に聞いてみるのがよい。