懲りずに、Ⅱ熱血篇を観た。
キャラクターの描き方、夜をメインにした都会の薄暗い街の風景、だだっ広いホテルの廃墟のような学習塾跡、異常に広い直江津高校の校庭などの描き方、神前暁のボサノヴァ風の音楽も、前作同様といった感じで、今回特に感じるところはなかった。
物語も、三人の吸血鬼ハンター、ドラマツルギー、エピソード、ギロチンカッターと暦の闘いがメインで、あまり物語としての深みはなかったと思う。
唯一、厚めに描かれていたのは、暦と羽川翼のとりとめもない会話のシーンで、 翼のパンツの話や、暦が買ったエロ本や細マッチョな体の話など、お互いの性を意識するような内容が散りばめられており、見ているこちらとしては若干気恥ずかしくなるような初々しさだが、まあ、十代が見るアニメとしては妥当な内容なのだろう。
今回唯一面白いと思ったのは、ドラマツルギーから取り戻したキスショットの体(足)が入っていたのが、“MADISON SQUARE GARDEN”のバッグだったということだ。(羽川翼が暦に着替えを差し入れた バッグも同様)
この懐かしさは、往時の流行を知っている世代だけのものかもしれない。
(しかし、最近は全く見かけなくなったなぁ)
エンドロールの最後に、Ⅲ 冷血篇の声だけの予告あり。(2017年1月6日公開らしい)
それと、入場者には、「混物語 第病話 くろねこベッド」と題した小冊子が配られた。
阿良々木暦が、吸血鬼となった春休み以降、体育の時間中、怪我をして保健室に行き、そこで、病院坂黒猫から、暗号文の解読を依頼されるというショートショートが書かれていた。
(タネ、オチともに、それほどの内容ではないところが、おまけにぴったり)
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